環境学習を通じた農地保全活用
 
   
 
独立行政法人環境保全再生機構平成20年度地球環境基金助成事業
  「都市近郊における農地の役割と持続可能な地域づくりを考える 国際シンポジウム」
  日時:2008年12月16日(火) 13:00〜16:45
場所:神戸女学院大学(マルチメディアルーム)
当日資料 { PDF }
   
   昨年6月に閣議決定された環境立国戦略では、生物多様性の保全に向けた重要な取り組み事項として「SATOYAMAイニシアティブ」を提唱しています。
里山は里地と一体となってその役割を果たしてきましたが、近年、都市近郊における貴重な緑地として多面的な機能が期待される農地が、減少してきています。
当協会では、こうした社会的課題の解決に向け、平成18、19年度に地球環境基金の助成を受け、西宮市において「農地を活用した市民の自然対話力育成のための環境学習システムの開発」などの事業を行ってきました。そして、今年度は農家、企業、大学との連携よる食農教育を通じた都市近郊農地の保全活動を進めています。
   
 
農地関係者、行政、企業、大学生など多方面からの参加があり、アジア各国
(マレーシア、ベトナム、タイ、韓国)での「農」の現状やアメリカバーリントン市での農を通じたコミュニティの持続可能性、里地里山の重要性について貴重な話が
聞けて有意義であったとの感想が多く寄せられました。
   今回のシンポジウムでは、「SATOYAMAイニシアティブ」の考え方を学ぶとともに、西宮市での事例やアジア諸国における都市近郊の農地の現状と保全活動について紹介し、稲作文化圏における農地保全と持続可能な地域づくりのあり方について討論を行っていきます。また、西宮市と「環境学習を通じた持続可能な地域づくりに向けた活動に関する共同宣言」を行っている米国バーモント州バーリントン市におけるエコパーク事業(農業支援センター、コンポスト場、市民農園、バイオマス発電所などを総合的に展開)について、持続可能な社会に向けた米国における取り組み事例として紹介します。
   
 
定 員: 100名(先着順)
主 催: NPO法人こども環境活動支援協会
共 催: 西宮市・神戸女学院大学
後 援: 近畿地方環境事務所・兵庫県・JA兵庫六甲・生活協同組合コープこうべ
内 容:  
基調講演 都市近郊における里地里山保全の意義と役割
講師:森本 幸裕(京都大学大学院地球環境学堂教授)
特別講演 米国バーモント州バーリントン市における都市近郊での食農連携事業
講師:ビル・ミッチェル(インターベールセンター事業開発ディレクター)
事例発表 LEAF農地保全活用プロジェクト及びアジア諸国の事例の紹介
事例(1) 日    本: 久世 竜(こども環境活動支援協会農地担当職員)
事例(2) マレーシア: ムラド・ガハニ(プトラマレーシア大学講師)
事例(3) ベ ト ナ ム: フォン・ハイ(ダナン工科大学講師)
事例(4) 韓    国: ソ・ズウォン(環境運動連合環境教育センター長)
事例(5) タ     イ: ダナイ・タイタッコ
(チュラロンコン大学建築学部ランドスケープ専攻教授)
   
 
パネルディスカッション
「都市近郊における農地の役割と持続可能な地域づくり」
コーディネーター: 寺下 晃司(NPO法人こども環境活動支援協会理事)
コメンテーター : 森本 幸裕
パネラー: ビル・ミッチェル
下脇 定巳(JA兵庫六甲西宮営農支援センター長)
寺嶋 正明(神戸女学院大学人間科学部環境・バイオサイエンス学科教授)
LEAF農地プロジェクトメンバー
アジア発表者
   
 
連絡先・申し込み先   NPO法人こども環境活動支援協会
〒662-0832 西宮市甲風園1丁目8−1
TEL:0798-69-1185  FAX:0798-60-1186  e-mail:kodomo@leaf.or.jp
FAXまたは、e-mailにて11月1日より申し込み開始
氏名、所属、住所、電話番号(FAX)