main_image2015

ハウス 食と農と環境の体験教室

 2008年、ハウス食品とLEAFの協働により、企業の社会貢献活動として、子どもを中心とした家族を対象に「体験教室」が始まりました。2009年からは、「ハウス 食と農と環境の体験教室」として、未来を担う子ども達が食の原点である農業体験を通じて、食の大切さ、それを育む自然環境を守ることの大切さに気づき、将来において持続可能な社会づくりの担い手となることを願い、「食」「農」「教育」を基本的な視点に行われています。
 西宮での取り組みから始まったハウス食品グループ本社株式会社主催のこの教室は、各地域で独自の食育・環境教育活動を展開しているNPOなどの団体と協働して、2015年度は全国8カ所(北海道、千葉・さいたま・東京・名古屋・西宮・広島・福岡)で実施されます。

 

ハウス「食と農と環境の体験教室」は、2013年度、公益社団法人こども環境学会主催「こども環境学会賞」の『活動賞』、及び、農林水産省主催「食と農林漁業の食育優良活動表彰」の『消費・安全局長賞』を、2014年度、文部科学省主催「青少年の体験活動推進企業表彰」の「審査委員会奨励賞」を受賞しました。

 

主催:ハウス食品グループ本社株式会社

運営・協力:地元農家  NPO法人こども環境活動支援協会(LEAF)

ハウス  食と農と環境の体験教室 第5回

2015年11月22日(日)10:00~15:00   

曇り

 場所: 甲山鷲林寺農地   社家郷山キャンプ場

12家族37名

小麦種まき しめ縄作り タコ調理 記念撮影

タマネギ・小麦の植付け、冬野菜収穫、野外調理、しめ縄作り
 朝からお天気が気になる空模様の中スタートしました。まずは来年参加される人たちのためにタマネギの植え付け、小麦の種まきを、他にも冬野菜(ダイコン、下仁田ネギ)の収穫としめ縄作りを行いました。お昼には、社家郷山キャンプ場に移動して兵庫県漁業協同組合連合会のNさんから生きたタコのさばき方を教わり、「タコのマルゲリータ」や「アボカドとタコのタルタル和え」を作りました。タコが手に吸い付いたり、ザルから逃げ出したりして、みんなキャーキャー。瀬戸内海の海と環境の話、海と畑のつながりの話も聞きました。最後に、修了式があり、全員でしめ縄を手にしながら記念撮影、5回の活動を締めくくりました。「知って、作って、食べて、つながって」たくさんのことを学んだ半年間でした。

ハウス  食と農と環境の体験教室 第4回

2015年10月11日(日)10:00~15:00   

曇り

 場所: 甲山鷲林寺農地   社家郷山キャンプ場

9家族30名

稲刈り サツマイモ収穫 飯ごうのたきかた たい肥ふるい作業

稲刈り、サツマイモ収穫、野外調理、森林体験、たい肥の切り返し
 今回は、待ちに待った稲刈りです。5月に植え稲の苗が無事生長したのを見て、「お米ができてる~」と歓声が上がりました。稲を刈り取り、稲束を作り天日干しをします。そのあとは、サツマイモの収穫です。サツマイモも5月に皆さんで苗を植えたもの、こちらも大きく生長していました。農作業のあとは、野外炊飯です。今回は、子ども達で飯盒を使ってご飯を炊きます。皆、真剣に説明を聞いて、美味しいご飯が炊けました。おいしい昼食のあとは、森林体験と堆肥の取り出しです。完成したたい肥を手作りのフルイ機を皆で順番に使い、楽しく活動できました。森の恵みが、大切な土になることを学びました。

ハウス  食と農と環境の体験教室 交流会

2015年9月13日(日)10:00~14:30   

晴れ

 場所: 甲山鷲林寺農地   社家郷山キャンプ場

28家族79名

冬野菜植え付け 間伐体験 昼食はハヤシライス ハウスさんからクイズ

【午前】畑のチーム、山のチームに分かれて活動。
【午後】食と農と環境のマイスタークイズ *昼食は、ハヤシライスとフルーチェ
(畑)冬野菜植え付け、畑の観察、たい肥取り出し、(山)間伐体験、たい肥観察
 これまで(過去5年間)体験教室に参加された皆さんが集う交流会。今年も畑のチームと山のチームに分かれて、活動スタート。畑のチームでは、キャベツ、白菜などの植付けとたい肥の取り出し作業を行いました。取り出したたい肥は、コカブのペットボトル栽培教材を作りました。山のチームでは、間伐体験としてヒサカキという木を伐採し、その木を薄い輪切りにする体験をしました。
午後は、社家郷山キャンプ場内を使って、チームに分かれ「キーワード」を探す「食と農と環境のマイスタークイズ」を行いました。クイズの答えは、体験教室のキーワードでもある「知って、つくって、たべて、つながって」でした。最後に畑チームのコカブのペットボトル栽培教材と、山チームのヒサカキの輪切りを交換して、皆さんのお土産にしていただきました。

ハウス  食と農と環境の体験教室 第3回

2015年8月23日(日)9:00~15:00   

晴れ

 場所: 甲山鷲林寺農地   社家郷山キャンプ場

11家族35名

ダイコン種まき スパイスブレンド ナン作り たい肥切返し

収穫・植付け作業、スパイスブレンド体験、野外調理、薪割り体験、たい肥切り返し


 第3回目の体験教室は、心地よい快晴のお天気に恵まれました。農地では、ナスを収穫し、草抜きとピーマンの撤収作業を行いました。また冬に向けてダイコン、ハクサイの種を撒きました。キャンプ場へ移動してからは、みなさんが楽しみにしていたスパイスブレンドを体験し、マイカレーパウダーを作りました。昼食には、キーマカレーとナンを作り、マイカレーパウダーを振りかけながらいただきました。午後からは、森林体験として木のスライス作りと薪割りです。のこぎりを使ったり、薪割り機を使ったりしながら作業を体験しました。第1回目に仕込みを行ったたい肥を観察しながら、切り返しを行い、活動を終えました。

ハウス  食と農と環境の体験教室 第2回

2015年7月12日(日)9:00~15:00   

晴れ

 場所: 甲山鷲林寺農地   甲山キャンプ場

12家族39名

田んぼの草とり 川の生きもの発見 野外調理 集合写真

梅雨の長雨で心配された体験教室・西宮はスッキリ晴れ渡り農作業日和。まずは田んぼの草取り・生き物を観察するA班とトマト、ナス、キュウリ、ニンジンを収穫するB班にわかれ,それぞれ活動をスタート。田んぼには雑草(コナギ)がびっしり、思いのほか根っこが強く悪戦苦闘。その後、網を持ち田んぼの生き物観察をしました。各班、それぞれ体験したあと、甲山キャンプ場に移動して、収穫した野菜を使って昼食の夏野菜のラタトゥイユとポテトサラダをみんなで作りました。食事の準備の合間に田んぼの生き物の絵日記を書きました。そして、お昼を食べ、楽しみにしていた川での生き物発見で、おおいに盛り上がり。つかまえた魚やヤゴの話や、蛍のエサになるカワニナが生育していること、川と田んぼの生き物の違いの説明を聞きました。川にすむ生き物によってその川がどれだけきれいかが分かったことで、清流を守ることの大切さがわかりました。観察後は生き物を川に返し体験教室を終えました。

 

ハウス  食と農と環境の体験教室 第1回

2015年5月24日(日)9:00~15:00   

晴れ

 場所: 甲山鷲林寺農地   社家郷山キャンプ場

10家族40名

開講式 田植え 野外調理 たい肥作り

田植え、夏野菜の植え付け、野外調理、落ち葉堆肥作り、ハイキング


良い天気に恵まれ、今年度の「ハウス食と農と環境の体験教室・西宮」が始まりました。甲山農地に到着し、開会式を行いました。ハウス食品グループ本社株式会社よりご挨拶をいただき、その後本日の活動スケジュール説明がありました。田んぼに移動し、田植えを行いました。田んぼに入り土の感触を楽しみながら、一列に並んで手でしっかりと植えていきます。夏野菜も、トマト、ナス、サツマイモなど植えました。これからの生長が楽しみです。その後、社家郷山キャンプ場に移動し、野外調理に移りました。今日はカレーライスとサラダ、フルーチェを作りました。薪に火をつけ、かまどでの調理はこどもたちも興味津々です。おいしい昼食を食べた後、落ち葉を集めて堆肥を作りました。最後に山から流れてくる水の農業用取水口と水路をたどって農地までハイキングをしました。